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加齢に伴う身体の変化
加齢に伴う具体的な身体の変化について紹介します。高齢になると、色や音などの情報を得る感覚機能が低下していきます。特に衰えやすいのは視覚と聴覚です。視覚の衰えに伴い、白内障などの病気を患うこともあります。聴覚は高い音から聞こえなくなっていきます。また、味覚や嗅覚の機能も低下していきます。味覚が低下すると食事を楽しめなくなり、食事量が減ることで栄養不足になる可能性があります。感覚機能が低下することで、心理状態に変化が現れることもあります。
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高齢者が感じているもの
高齢者は感覚機能の低下によってどのような世界を感じているかについて具体的に説明します。例えば、視覚が衰えて色の見え方が変わってくると、料理の焦げている部分が焦げていないように見えます。また、感覚機能が衰えることでネガティブな感情を抱えるようになり、うつ病を発症するケースも少なくありません。年齢を重ねると頑固な性格になっていくイメージがありますが、すべての高齢者がそのような性格に変化していくわけではありません。
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豊かなコミュニケーションのために
感覚機能が低下している高齢者とのコミュニケーションにおいて、注意すべきポイントを紹介します。例えば、白内障を患っている場合、薄い色の識別がしづらくなります。そのため炎の先端部分が見えにくくなり、やけどをするリスクが高まります。また、聴覚が衰えた高齢者と会話をする際には、「相手の注意引いてから会話を始める」「相手の顔を見ながら話す」「通常よりも大きめの声で話す」「ゆっくり話す」などの工夫が必要です。
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